2024-01-27 無題 詩 われわれがうろつくべき路上を夜中探している 沈んだブイがいつまでもある海で ないがしろにされたひとが たちあがってはささやく のはどういった料簡か みずからを見失った体がどこまでも遠い なぜならわたしのないからだにはもはや霊体 がいないから いつまでも悩むような幽体がいないからだ どうしてと、 きみが問う その断絶が近づく 幻のようないろづけかた いまはもうわからない 大事だったはずものが ちがった顔で挨拶する じゃあ、どうもさようなら