* 雲分かつ光りのなかを雲雀飛ぶ 心の澱を灌ぐごとくに たれぞやの手袋ひとつ落ちており温もりわずか眼にて感ずる 鶫のようなひとがいましてぼくの手に羽根をひとひら落とす日常 暗がりに一羽のからす降り立ちぬ嘴の一瞬光りたる午后 星ひとり酒場を歩く夜…
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