* 指で以て詩を確かめる未明にてレモンピールを浮かべたそらよ 手慰む詩集の幾多ひらげては撃墜されし雷雲を追う 夢のなかに愛しきものはありはせず河の流れが頭を伝う 荒れ地にて花を植えたり詩語などつつしみながら丘を下れり 待っている 果樹園にただ燈…
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